11.20 (lyrics)

 

昼頃這い出し布団を蹴って午後に差し掛かった朝?か昼?飯を何とも言えぬ虚無感と一緒に口に運んでテレビを眺める

どこもかしこもUSA様の選挙のことばかりを報じていて世の動く様をぼうっと見ながら僕だけが取り残されたみたいだ

「人生は長い暇潰し」とかいう言説がずっと引っかかっているが溜まりに溜まった心の澱を吐き出す術すら全く知らない

バラク・オバマを歌った歌ももう時代遅れかと思ったな

遠い大国のトップが誰でも関係ないなぁどうでも良いなぁ

 

 

掃いて捨てる程の人たちが動き回ってる

同じ日々を繰り返すことに疲れ果てている

"生きる"ことをやめて"生きる"ことを選んだヤツらを

僕は笑えないなぁ

 

 

今日を良い日に出来ますように

他所が笑えど 動く彼のように

唯一出来る下手くそな無茶を

どうか見届けて

そして笑って

そっと歌って

Opening Act (lyrics)

誰も知り得ない 街の片隅で迷子

“それうぜえよ” はみ出す者は 標的になった

話すこともない 顔見知りの彼女の

そのスカート 目のやり場に困る 際どめの裾

 

夢の無い街 下手くそな仮病

タイムアウトか 痺れた足先

 

鍵を回した 人気の無い部屋

ただいまさえも 言えぬ日が続く

 

Opening Act Opening Act

始まるような始まらないようなステージの先目掛けて

Opening Act Opening Act

キャパの熱を帯びた動きを冷ませない緩き圧力

 

不思議なボックス 僕らを掻き立てている

可能性秘めたAmのコードよ

知らぬ場 潰えた 希望を乗せたら

目を覚ませ さあ 行け

 

すれ違い 目が合った美女がすぐさま目を反らす

悪かったなイケてなくて

不貞腐れた夜に 飲み屋を開けた

格好つけた安酒を流し込んだ 世が歪んだ

 

独りの空間 醒め切らぬ酔いに

のた打ち回って ラインを開いた

 

上辺の言葉と 適当な絵文字に

無始曠劫の悔いが降り積もる

 

Opening Act Opening Act

右も左も分からぬ行く手の先に未来はあるのか

Opening Act Opening Act

蹴散らすべき過去も溜め込む鬱憤も全て背負って

 

“売れない”形容にも 少しは慣れたな

1ヴァースで売れてく 彼等になれない

甚振る言葉が 脳裏にちらつく

それでも 僕らは ただ

 

Opening Act Opening Act

前座と言われただけの希望が詰まった歪なステージ

 

Opening Act Opening Act

 

Opening Act Opening Act

始まるような始まらないようなステージの先目掛けて

Opening Act Opening Act

叩き出すリズムに踊り狂った客のクラウドサーフィング

 

幕切れはまだだ 微かな兆し 手に取る

アウトロに至った 儚い4分

皮肉も批評も 全て受け容れる 

 

何処かで 始まる 音がする

 

Opening Act